ご訪問いただき、ありがとうございます。
心理コンサルタントの白瀧です。
さて、最近は、街中でイヤホンをつけている人が増えてきました。
イヤホン自体の性能も画期的に向上したこともあり、昔のような音漏れで周囲の人間がイライラすることはなくなりましたが、ただ、イヤホンをつけていることでさまざまな弊害が出ているようです。
最近も、ある人気ラーメン店が、接客に弊害が出るということで、
「店内でイヤホンをつけるのをやめて欲しい」
とSNSで訴えて話題になりました。
また、とあるコンビニでは、イヤホンで電話をしながら、店に入ってきた男性がいたとのこと。
男性は、自分の声の大きさがわからないのか、周りのお客さんがギョッとするような大きな声で話をしていました。
彼は、何も買わずにレジに並ぶと、タバコを指差しました。
レジの女性がどのタバコかわからずに戸惑っていると、男性は、身振り手振りでタバコの番号を知らせようとしました。
それでも、わからないでいると、最後には、
「何でわかんねーんだよ。34に決まってんだろ」
とキレられた、ということです。
まさに理不尽極まりないキレ方です。
最近は、このように、自分に非があるにもかかわらず、逆ギレする人が多くなっているように思われます。
そもそもキレるという行為にも、やはり目的があります。
その目的とは、思い通りにならないときに、相手を従わせるためにキレることが考えられます。
また、これには、その場を支配したい、(議論などに)勝ちたい、望みを邪魔されたので相手に仕返しをしたい、という気持ちが含まれています。
あるいは、自分の権利を守りたいときに使う場合もあれば、相手を譲歩させたいときにも使われます。
言うならば、その場を支配して、自分の思い通りにしたいという目的を持ってキレる、ということになります。
しかし、ものごとが自分の思い通りにならなくてうまく行かないのは、日常茶飯事のことです。
そのために、多くの人は、そのようなストレスに対する耐性ができている、と言えるでしょう。
キレる人間は、そのようなストレス耐性が極端に弱い人たちだと言えます。
これには、幼い頃からの家庭環境が大きく影響していることが考えられます。
また、幼い頃から、自分の思い通りにならないとキレるという行為を続けてきたのでしょう。
あるいは、周囲の人にすぐにキレる人がいたのかも知れません。
何れにしても、そのような行為に効果があるということを学んできた、ということも考えられます。
確かに、キレれば、その場は自分の思い通りに行くことがあるかもしれません。
しかし、その状態が長く続くこともなければ、問題が解決することもありません。
そのため、キレる人間は、常にキレていなければならず、その代わりに、失うものはあまりにも大き過ぎるのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
心理学教育の必要性と『気づきの思考法』を広める活動をしています。
『気づきの思考法』ホームページはこちら
↓ご協力のほど、よろしくお願いします。
自分を変えたい、人生の迷路から抜け出したい、
そう思う方は、
『気づきの思考法テキスト』を読んでください。
→詳しくはコチラ