熱中症で亡くなった園児に思う | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、おととし、通園バスに3歳の女の子が置き去りにされ、重度の熱中症で亡くなる、という事件がありました。

 

事件が起きたのは、静岡県牧之原市の認定こども園「川崎幼稚園」。

 

その日、女の子はいつものように首から水筒を下げ、午前8時半に家を出て送迎バスに乗りました。

 

午前8時50分ごろにバスは園に到着しました。

 

しかし、元園長は座席の後方の確認をせず、女の子は、バスに取り残されました。

 

 

当時担任だった女は、女の子がいないことに気づきながら、欠席だと思い込み、両親への連絡を怠りました。

 

事件当日、牧之原市は最高気温が30.5℃まで上がりました。

 

警察が行った実験では、車の中の温度は45℃に達していた、ということです。

 

 女の子が見つかったのは、およそ5時間後の午後2時。

 

バスの中で衣服を脱いた状態で発見され、麦茶を入れた水筒は空っぽでした。

 

元園長は、事件直後の会見で、女の子の名前を言い間違える場面もありました。

 

先日、この事件に対する判決公判があり、元園長の男に禁錮1年4カ月、元担任だった女に禁錮1年執行猶予3年の判決が言い渡されました。

 

女の子一人の命が奪われた割には、刑が軽いようにも思います。

 

裁判長は、判決文を読み上げた後、被告に次のように語りかけました。

 

2人の仕事は人の未来を育てる素晴らしい仕事です。その分、人の命を預かる責任は重い」。

 

そして、声を震わせながら、次のように続けました。

 

(女の子の名前)ちゃんはお父さんやお母さんを不幸にするために生まれてきたわけではなく、お父さんやお母さんを幸せにするために生まれてきました。

 

教訓にするために生まれてきたわけではありません。

 

お父さんやお母さんの泣く顔を見るために生まれてきたわけではありません」。

 

この事件は、この被告の二人に、ほんのわずかでも子どもに対する関心があれば、簡単に防げていた事件です。

 

元園長は、女の子が亡くなった後も、その名前を言い間違えるほど、女の子に関心を持っていませんでした。

 

恐らく、自分の保身のことで頭が一杯だったのでしょう。

 

それだけ、この仕事をするには、不適格な人物であったと言えます。

 

私たち人間は、社会性の生き物です。

 

つまり、他者と協力しながらでなければ、生きていくことができません。

 

それゆえ、他者に関心を持つことは、生きていく上で、非常に大切な要素だと言えます。

 

この社会は、他者に関心を持たず、自分自身にしか関心を持っていない人間には、大変生きづらい世の中になっています。

 

そのような人間は、決して幸せになることはできないでしょう。

 

この事件は、そのことを改めて気づかせてくれる事件でもあります。

 

裁判長の言う通り、女の子は、教訓のために生まれてきたわけではありませんが、彼女の死を無駄にしないことが、残された私たちにできる唯一のことなのかもしれません。

 

 
 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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