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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、夫婦というのは、とても身近でありながら、お互い赤の他人である、という非常に微妙で複雑な関係です。
そのため、夫婦という関係性を維持するのが難しいのか、現在の日本では、3組に1組が離婚している、と言われています。
そんな中、公認心理士で夫婦心理学専門家の方が、夫婦仲がよくなる方法を伝授されています。
それには、まず、いきなりお願いをするのではなく前振りを入れるのが大切だ、と言っています。
つまり、
「これやっといて」
「○○して」
といきなり言うのではなく、
「(名前)、ちょっといいかな」
「○○をお願いしたいんだけど、いいかな」
という順番で伝えるのがベターだというのです。
いきなり「○○して」とお願いしていると、相手は、
「なんで私がやらなきゃいけないんだ」
「私がやる必要がある?」
という抵抗心が出てきてしまい、長年積み重なると、
「私はあなたの家政婦ではない」
と爆発することにもなりかねない、というわけです。
次に、相手がしてくれたことに対しては、
「○○してくれてありがとう」
と具体的にしてくれたことを加えて伝えるのがよい、ということです。
そうするとパートナーは、
「私のやったことをちゃんと感謝してくれてるんだな」
と感じやすくなるからです。
また、この感謝の言葉は2回伝えるとよい、というのです。
その日の終わりや少し時間を空けてから伝えるとベターだといいます。
例えば、相手が力を入れて料理を作ってくれた時には、
「美味しそう!頑張って作ってくれてありがとう」(一回目)
「今日の○○が作ってくれたご飯美味しかったよ。ありがとね」(二回目)
という具合にです。
こうすることで、相手は、
「そんなに嬉しかったんだ。また作ろうかな」
と思うようになるわけです。
そして、最後に特別感を出すのが大切だ、と述べています。
夫婦は毎日顔を合わせるので、相手への特別感が薄れていってしまうものですから、そんなときに、
「あなただからこそ」
というメッセージがパートナーから伝わると嬉しく思うものなのです。
そのためには、「あなただからこそお願いしたい」という想いを持ちながら伝えることや夫婦の特別な日をちゃんと大切にすること、そして、「さすがだね」などちゃんと言葉にして伝えることが大切だ、と締めくくっています。
人は、時間とともに、相手への感謝の気持ちを忘れてしまいます。
そうして、いつの間にか、
「やってもらって当然」
「してくれて当たり前」
と思い込むようになってしまいます。
その結果、相手に対する感謝の気持ちがなくなるだけではなく、してくれなければ腹を立てて相手を非難することになってしまいます。
しかし、ものごとに当たり前や当然ということはありません。
人に何かをしてあげる時には、その人は、わざわざ自分の時間を割いてやってくれているのです。
そのことを忘れてはいけません。
要するに、良い夫婦仲を続けるためには、お互いがお互いに対する感謝の気持ちを忘れない、ということが大事ということです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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