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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、職場にはさまざまな人がいます。
いろいろな性格の人たちが集まってくるのは、ある意味仕方のないことなのですが、中でも厄介なのが、職場の人間関係を壊す人たちです。
例えば、何でもケチをつける人たちがいます。
そんな人たちは、新しいプロジェクトを立ち上げようと頑張っている後輩に
「どうせうまくいかないよ」
「やるだけ時間の無駄」
などと言います。
そして、そのプロジェクトがうまくいき、みな喜んでいても、
「これが続くかどうかわからない」
「次はそんなに簡単じゃない」
などと水を差します。
あるいは、海外赴任が決まって喜んでいた同僚に
「外国は日本と違って治安が悪いから心配だな。それに、奥さんが海外での生活になじめないとか、子どもの学校のことで苦労するとかいう話もよく聞くよな」
などと言ってケチをつけます。
とにかく一言多く、何にでもケチをつけるために、せっかく喜んでいたのに、それをぶち壊されたように感じ、怒っている人が数多く存在する、なんてことがあります。
当然のことながら、こんなことを続けていても、誰の得にもなりません。
では、彼らの行動の目的は何なのでしょうか。
答えは、簡単です。
周囲の人たちのやる気を失わせることです。
つまり、みんなのやる気をくじくことがその目的なのです。
彼らは、周囲の人たちが、自分よりも先に進むことを許すことができないのです。
彼らにとっては、周囲の人たちが、常に自分よりも後ろにいなければいけないのです。
要するに、彼らは、勇気を失った野心家です。
自分は、ものごとの先頭に立ちたいのですが、その勇気がないので、周囲の人たちのやる気をくじくことによって、周囲の人たちが自分よりも前に行くのを邪魔しようとしているわけです。
そして、その方法が、何にでもケチをつける、ということなのです。
彼らは、意識的には無頓着で、自分の言動が人々のやる気をくじいていることには気づいていないように見えます。
しかし、無意識的には、大いにそのことに気づいていると言えるのです。
従って、自らの無意識的な行動の目的に気づかない限り、人の行動は変わらないのです。
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