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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、18日、大阪府枚方市のマンションの3階の室内で、19歳の大学生の女性が倒れているのが見つかりました。
女性には、上半身に複数の刺し傷があり、その場で死亡が確認されました。
この事件では、兵庫県明石市に住む無職の男が逮捕されており、男は、警察の調べに対して、
「交際相手を刺した」
という趣旨の供述をしている、ということです。
この事件が、この男の供述通り、交際相手による犯行かどうかは、今後の捜査を待たなければなりません。
しかし、最近、この種の犯行が非常に多いように思います。
つまり、元交際相手による犯行です。
この種の事件では、大抵の場合、女性のほうから別れを切り出します。
そして、男性は、そのことに納得がいかず、断ります。
それでも女性が別れを告げると、男性はストーカー化し、執拗に女性を追いかけまわした挙句、
「このまま別れるくらいなら」
「他の男性に取られるくらいなら」
と犯行に至ります。
この種の犯行では、若い男性に、恋愛に対する耐性がないことがその原因に挙げられることがあります。
つまり、恋愛経験が乏しく、恋愛に慣れていないことがその要因として挙げられるわけです。
しかし、犯行に至るのは、常に、若い男性ばかりとは限りません。
従って、恋愛に未熟なことだけが、その要因としては言い切れないでしょう。
言うならば、彼らは、恋愛に耐性ができていないというよりも、自らの劣等感に耐性ができていないと言えるでしょう。
つまり、自らの劣等感に立ち向かう勇気がないのです。
もちろん、彼らが抱く劣等感とは、女性に振られたことによる劣等感です。
そして、その劣等感に立ち向かうためには、また新しい恋愛をする勇気が必要になってきます。
彼らは、その勇気を失っているのです。
要するに、新しい恋愛をすることができない、と思い込んでいるのです。
また、降られるのではないか、と怯えているのです。
そのために、いつまでも目の前の恋愛にしがみつこうとするわけです。
現代社会では、こうした恋愛に臆病な人たちが増えています。
そのために、この種の事件が容易にはなくならないのです。
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