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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、大リーガーの大谷翔平選手の元通訳である水原一平氏による違法賭博問題で注目を集めるようになったのが、ギャンブル依存症とオンラインカジノです。
ギャンブル依存症と言えば、かつては、麻雀やパチンコ、競馬などリアルなものが中心でしたが、最近では、オンラインでのギャンブル依存症がメインになってきているのだとか。
そのためか、ギャンブル依存症も若年化してきており、高校生や大学生が大金をつぎ込んでしまうケースもあるらしいのです。
中には、オンラインの公営競技において、3000万円をつぎ込んだ高校生もいると言います。
両親、祖父母、おじおばまで親戚中のお金を使っていたのですが、お金を出さないと暴れてしまうので、大人たちがお金を出し続けてしまったのです。
また、リアルなギャンブルと違って、オンラインギャンブルは、24時間365日いつでもできてしまうために、依存症になるスピードが速く、重症化しやすい傾向にあると言います。
依存症とは、脳の状態が変化して欲求をコントロールできなくなり、
「やめたくてもやめられない状態」
に陥る病気だとされています。
次第に社会生活が困難になり、家族など周囲の人たちにも悪影響を及ぼすようになっていきます。
では、依存症になる人と依存症にならない人とでは、何が違うのでしょうか。
端的に言えば、自分自身に対する評価、即ち、自己評価だと言えます。
要するに、自己評価が低い人は、依存症になりやすいのです。
アドラー心理学では、依存症は、何も特別なものではなく、自己評価の低い人が、自らの人生の課題から逃れるために、その言い訳として使う方便だと考えられています。
つまり、その人は、自分に対する評価が低いために、自らの人生の課題を乗り越えることができない、と思い込んでしまうのです。
そこで、人生の課題から逃れようとするわけです。
しかし、人生の課題から逃げようとしていることを、周囲の人たちに知られてしまうと自分の価値が下がってしまいます。
そのために、何かに依存することによって、
「この依存症があるために、自分は、人生の課題に立ち向かえないのだ」
という言い訳にしているのです。
つまり、依存症という隠れ蓑を使って自分を守ろうとしているのです。
その年齢層が、最近は下がってきている、というわけです。
それだけ、最近の多くの学生たちが、人生に対する勇気を失い、自己に対して低い評価を持っている、と言えます。
そして、そこには、子どもの勇気をくじく子育てが蔓延していることが考えられます。
従って、この先も、子どもの勇気をくじく子育てが続けられるようなことがあれば、依存症の若年化はさらに進むことになるでしょう。
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