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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、旦那さんとお子さんと犬と猫の暮らしを漫画にして、Instagramに投稿されている女性の方がいます。
その女性の方が、ある日の出来事を漫画にして投稿されていました。
それは、ドライブ中での出来事。
旦那さんが急に腹痛を起こし、駅のトイレ近くに駐車をしたときに起こったことです。
一応、車を止めたのは駐車禁止外の場所だったそうですが、女性の方は車の鍵を預かり、
「誰かの邪魔にならないように、いつでもすぐに移動できるようにしておかないとな」
と思っていました。
すると、案の定そこへ、コンコンと窓を叩く男性がいました。
窓を開けると、それはタクシーの運転手で、
「ちょっと、ここに止められたら邪魔だよ!」
とものすごい剣幕で文句を言ってきました。
女性は、平謝りですぐに移動させると言ったのですが、尚も、
「何も考えずに止められたら困るんだよ。これだから、まったく」
と怒りをあらわにしていました。
そこへ、トイレから旦那さんが帰ってきました。
ホッとした女性の方が、
「連れが帰ってきたので、すぐに移動します」
と言うと、タクシーの運転手は、旦那さんを見るなり、
「あー、いや。全然大丈夫ですよ。県外から来たらね。分かんないすよね」
と、絵に描いたように手のひらを返して、急に優しくなったのです。
ちなみに、旦那さんは日頃から、見た目がイカツク見えることを気にしていらっしゃるのだとか。
この例からも分かる通り、怒りが抑えきれない衝動的な感情などというのは、真っ赤な大嘘なのです。
怒りは、いつでも抑えることができるのです。
そもそも怒りという感情には、相手を支配したい、という目的が隠されています。
それゆえ、相手が自分より弱い立場にいると見える時には、人は、怒りの感情を利用して、相手を支配しようとします。
丁度、女性の方に対するタクシーの運転手のように。
しかし、相手が自分よりも強い立場にいると見える時には、人は、怒りという感情をすぐさま消し去ることができるのです。
丁度、イカツク見える旦那さんに対するタクシーの運転手のように。
つまり、私たちは、普段から、感情を状況に応じて、自分の目的に合うようにコントロールしているわけです。
もちろん、無意識的にですが。
従って、怒りという感情が抑えきれない衝動だと語る人は、怒りを自分の行動の言い訳にして欺瞞を演じているに過ぎないのです。
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