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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、
「友だちのグループの中で、私以外の人同士が仲良くしているのを見ると、なんだかモヤモヤした気持ちになってしまう」
そんな経験をしたことはないでしょうか。
私たち人間には、人生において克服すべき3つの課題があります。
それは、
「交友」
「仕事」
「愛」
の3つです。
このうちの「仕事」の課題は、それが人間活動に直結するところがありますので、多くの人が達成できていると言えるでしょう。
ただ、中には、仕事だけにのめり込み、他の2つの課題に取り組むことを拒否している人たちもいます。
そのような人たちは、人生を幸せに生きることができているかと問えば、やはり難しいと言わざるを得ません。
幸せな人は、より多くの人との間により多くの交友関係を築いている、という研究結果もあります。
「交友」や「愛」の課題は、いわゆる人間関係を意味するものですが、冒頭で示した例は、この「交友」の課題に含まれることになります。
アドラー心理学では、
「人間のすべての問題は、人間関係の問題である」
と言われるように、私たちは、さまざまな状況下で、さまざまな人間関係の問題を抱えることになります。
これは、私たちが無意識のうちに、
「自分には良好な人間関係を築く能力がない」
と誤った思い込みを持っているために起こることであって、そのために、先の例で言えば、他の友人同士が仲良くしているのを見ると、一種の劣等感を抱いてしまうのです。
そこで、その劣等感を補うために、いわゆる嫉妬によく似た感情が起こってくるわけです。
それが、
「モヤモヤした気持ち」
だと言えるでしょう。
つまり、それは、友人たちを自分に引きつけておくことができないのではないか、あるいは友人たちが自分から離れてしまうのではないか、という恐怖心の裏返しなのです。
その恐怖心があるがゆえに、私たちは、友人に自分の言いたいことも言えず、グッと堪えて、作り笑顔でごまかしてしまうのです。
この恐怖心を克服するためには、自分に対する誤った思い込みを取り去ることが必要であり、それには、自分に対する自信を取り戻すことが必要になってくるのです。
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