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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、職場には、何か事あるごとに
「もうこんな会社にはいられない。辞めてやる」
という人がいるものです。
そして、そういう人に限って、辞めずにそのまま会社に居続けるものです。
そんな人たちは、周囲の人たちから
「辞める辞める詐欺」
などと呼ばれてしまいます。
当然、
「会社を辞める」
というからには、それなりの理由があります。
そのほとんどは、会社内での業務や今の自分の役職に不満があるからです。
しかし、それは、あくまでも表向きのことです。
彼らは、大抵の場合、自分に対して自信がありません。
自己評価がとても低く、自分に与えられた仕事に対して、それを十分にこなすだけの能力がない、と無意識に思っています。
そこで、
「会社を辞める」
ということを言い続けることによって、
「会社が自分を正当に評価してくれないために、やる気が出ないのだ」
ということをアピールしようとしているのです。
そして、
「自分には能力がないのではなく、やる気がないので、仕事ができないのだ」
ということを強調しているわけです。
それゆえ、常に、
「会社を辞める」
ということを言い続ける必要があるのです。
このような人たちは、結局は、自分の能力を使うことなく、仕事ができないまま一生を終えることになります。
そうして、
「あの時、会社を辞めてさえいれば」
という後悔の念に駆られるのです。
そのように後悔することによって、
「会社を辞めてさえいれば、もっと仕事ができていたのに」
という可能性を自分に対して残そうとするのです。
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