ものごとを色眼鏡で見るということ | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

仕事、恋愛、結婚、人間関係。人生がうまく行かない。変わりたい。

マジで今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、人は誰しも、その人独自の認知バイアスでものごとを見ています。

 

簡単に言えば、その人独自の色眼鏡でこの世界を見ている、ということです。

 

そのために、その人がどのようにこの世界を見ているのかを知れば、その人が何を当たり前だと思っているのかがわかります。

 

ある小学校の年生のクラスで次のような問題がありました。

 

それは、クラスの中の人の児童が、授業中、ウロウロする、他の児童の机を蹴る、大声で叫ぶ、など授業を邪魔する行動を取る、という問題でした。

 

そのため、授業中には、担任の先生以外にも複数の先生が教室の後ろで授業を見守ることになり、人の児童が授業を妨害すると、それに対処する、という対応が取られました。

 

その後、職員会議が開かれ、今後どのような対応を取るかについて話し合いが持たれました。

 

その時、ある先生が、

 

あの子たちには能力があります。だから、良い行いをすればそれにポイントをつけて褒めてあげればいいのではないでしょうか」

 

と提案されました。

 

この提案が採用されたのかどうか、そこまではわからないのですが、この発言には、明らかに矛盾する点があります。

 

まず、児童に能力があると思っているのなら、良い行いにポイントをつける、というのはおかしな発想です。

 

なぜなら、児童に能力があるのなら、自分たちのやっていることがいかに他人に迷惑をかけていけないことなのかを説明すればわかるはずだからです。

 

この点から、この先生は、児童たちに能力があるとは思っていないことがわかります。

 

また、そもそも児童に能力があると本当に思っているのなら、そんなことは口に出さないでしょう。

 

つまり、

 

「あの子たちには能力があります」

 

などという前置きはせずに、対応策のみを提案されることでしょう。

 

なぜなら、その先生にとって、児童たちに能力があるのは当たり前のことであり、そのことを今更言う必要性を感じないからです。

 

人は、自分が当たり前だと思っていることをことさら口には出さないものです。

 

要するに、この先生は、人の児童には能力がない、と思っているのです。

 

そのために、良い行いにポイントをつける、という児童を見下した提案をしたわけです。

 

児童に能力があると本当に思っているのなら、普段の対応によって、そのことが児童に伝わることでしょう。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

心理学教育の必要性と『気づきの思考法』を広める活動をしています。


↓ご協力のほど、よろしくお願いします。 
 
にほんブログ村 

人気ブログランキングへ 


自分を変えたい、今の人生を変えたいと思う方は、


幸せになるための気づきの思考法テキスト

「気づきの思考法養成講座ー総論ー」を読んでください


コチラ をクリックしてください。