責任転嫁をする人々 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、これは、あるバス会社に勤めていた新人女性社員のお話です。

 

簡単なパソコン入力と、人並みのコミュニケーション能力があればいいということで、彼女は、企画課に配属されました。

 

そこでの仕事は、旅行代理店や個人のお客からの宿予約、また、バス乗車の予約をシステムに入力する、というものでした。

 

彼女は、その課のベテラン社員から仕事の要領を教わりましたが、このお局さんは、教えるのがあまりうまくなく、よくわからないことも多かったのですが、他の社員のフォローもあって、1カ月も経つとだいぶ仕事を覚えるようになりました。

 

彼女がシステムで取った予約はお局さんがチェックし、お局さんが取った予約を彼女がチェックしていました。

 

彼女曰く、お局さんはミスが多く、直すのが大変で、いつも残業になるのだとか。

 

そんな中、件の女性とお局さんが

 

なぜ、残業をするんだ

 

と上司から厳しく叱責されたとき、お局さんは、

 

新人の子がミスしてそれを直している

 

と彼女に責任転嫁をしてきたのです。

 

まあ、よくある話ですが、女性は、その後も責任転嫁をするお局さんのことが嫌になって、会社を辞めたそうです。

 

1週間後に会社から電話があり、

 

戻ってきてほしい。ミスをしていたのが本当は誰なのかわかった、すまなかった

 

と上司から謝罪とお願いをされたそうですが、次の就職先も決まっていたこともあり、断ったそうです。

 

世の中には、自分の責任を他人に転嫁する人が数多く存在するものです。

 

中でも、政治家がその典型的なものと言えるかもしれません

 

彼らは、自分の悪事をすべて秘書のせいにして、何食わぬ顔でその地位にしがみついています。

 

ここでも、やはり、人間の価値というものが強く影響しています。

 

人は、自らの行動の責任を取ることは、自らの価値を下げるものであると思い込んでいるのです。

 

それだけ、勇気を失っていると言えるでしょう。

 

そのために、見え透いた嘘をついて、自分の責任を他人に転嫁するのです。

 

実際には、責任転嫁をするほうが自分の価値を下げることにつながるのですが、そのことには思いが至らないのです。

 

要するに、自分の価値が下がることに、それだけ恐怖を感じているのです。

 

そして、その恐怖から逃れるために、他人という犠牲を差し出すのです。

 

そうして、失敗という目標に突き進んでいくのです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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