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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、今年の夏、神奈川県のある中学校が近隣のマクドナルド店舗を「出禁」にされる、という出来事が報じられました。
理由は、生徒による迷惑行為が後を絶たなかったから。
そもそも「出禁」は、今年の1月から始まっていた、ということです。
その後の取材によると、出禁の状態は今も続いているのだとか。
中学校の副校長は、当時の取材に対して次のように回答していました。
「昨年度は、生徒が店内で騒いでいると店から連絡を受けたことがあり、職員が駆け付けて、騒いだ生徒に指導を行いました。交番の警察官が対応したこともあります。昨年度中に、生徒は出入り禁止にするとの連絡も受けています」。
また、今年度に入ってからも、別の飲食店から
「生徒の食べるときのマナーが悪い」
「困っている」
などの連絡が届いたそうで、学校では、
「お店の使い方、登下校のマナー、交通ルールについては日常的に指導しています」
とのことでした。
結論から言えば、この中学校の生徒は、どんなにマナーについての指導をされたとしても、今後も店舗で騒ぐことを止めないでしょう。
なぜなら、彼らは、店舗に迷惑をかけることによって仲間たちの注目を集めようとしているからです。
決して、マナーについての知識がないからではないのです。
子どもが注目を集めようとするのは、子どもの不適切な行動の第一段階ですが、この場合、彼らは、すでに勇気を失っていると言えます。
つまり、適切な行動によっては、注目を集めることができないと思い込んでいるのです。
そのために、不適切な行動、この場合は店舗で騒ぐという行動をすることによって、注目を集めようとしているのです。
あるいは、騒ぐことによって、自分たちは強いのだ、ということをアピールしようとしているのです。
それゆえ、マナーをいくら教えても、また警察官が対応したとしても効果がないのです。
彼らに必要なものは、勇気づけであり、勇気づけることによって自分自身に対する認識を変えていくように導くことが大切なのです。
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