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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、年配の方の中には、
「自分の若い頃は……」
と聞いてもいないのに、若い頃の武勇伝を語ったり、自分がいかに仕事ができたかやいかにモテたかなど若い頃の経験を自慢げに語ったりする人たちがいます。
特に、お酒の席でこのような自慢話が出るのが多いのではないでしょうか。
しかし、語っているほうは気分が良くても、聞かされるほうはたまったものではありません。
人の自慢話ほど、聞いていて不愉快になるものはないでしょう。
では、なぜ彼らは、聞かれもしないのに、自分の自慢話をしたがるのでしょうか。
人は、歳を取ると、さまざまなものを失っていきます。
体力面や知能面、仕事での効率の面など、若い人たちにはかなわないことが増えていきます。
その代わりに、面子だけは強く残ります。
そのために、この面子を保とうとするのです。
この面子を保とうとするのが厄介なのです。
言わば、歳を取ってくると、さまざまな場面や状況で、劣等を感じることが多くなってくるのです。
人は、劣等を感じたまま生きることはできません。
そこで、その劣等感を穴埋めするために、
「自分の若い頃はすごかったのだ」
ということを自慢するようになるのです。
そうして、そうすることによって安易な優越感に浸ろうとするわけです。
それゆえ、人が自慢話を始めたら、
「ああ、この人は、今、劣等を感じているのだな」
と思って、耳を傾けてあげるのも一つの親切かもしれません。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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