ボタンの掛け違い | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、今朝、ネットで調べ物をしていると、ある計算問題で不正解者が続出、という記事が目に飛び込んできました。

 

その計算問題というのは、

 

60を半分で割って20を足した数字の答えは?

 

というもの。

 

当初、私は、

 

50とちゃうの

 

と思ったのですが、よくよく問題文を読み返して、

 

あっ、22か

 

と思い返しました。

 

正解は、もちろん、22です。

 

私も、まんまとこの問題に引っかかったわけです。

 

この問題では、

 

60を、その半分で割って

 

と書かないと相手に伝わらないのであって、そのために、

 

60を半分「で」割って

 

というところを、

 

60を半分「に」割って

 

と勝手に書き換えてしまう可能性があるのです。

 

残念ながら、私たちの脳は、現実をありのままに認識しているわけではありません。

 

現実を、勝手に自分の都合のいいように書き換えて認識しているのです。

 

あるいは、足りない部分を勝手に自分に都合よく補って認識しているのです。

 

そのために、早とちりや思い違い、勘違いが生じてしまいます。

 

その結果、他者との間に齟齬が生じてしまうのです。

 

そのわずかなボタンの掛け違いが知らない間に大きくなり、取り返しのつかない争いへと発展していってしまうのです。

 

そのようなボタンの掛け違いを生まないためには、このような脳の性質をよく理解したうえで、いかに相手の話に耳を傾けることができるか、そして、いかに相手に共感できるかが大切になってくるのです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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