早期回想 その4 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

仕事、恋愛、結婚、人間関係。人生がうまく行かない。変わりたい。

今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、前回の記事の続きです。

 

三十歳大学生が、アドラーのもとを訪ねてきました。

 

彼は、試験が受けられない、と悩んでいました。

 

ひどく緊張した状態にあったので、眠ることも集中することもできなかったのです。

 

この症状から、彼は、人生に対する準備ができておらず、勇気が足りない、ということが分かりました。

 

また、彼の年齢からは、仕事という人生の課題から逃れようとしている、ということが読み取れました。

 

社会に適応できていないため、友人もなく、恋をしたこともありませんでした。

 

彼の最も古い記憶は、子ども用のベッドに横になって、壁紙やカーテンを見回している、というものでした。

 

この記憶は、成長してからの孤立と、視覚を使った活動への関心を映し出していました。

 

乱視だった彼は、身体的な欠陥を埋め合わせしようとしていたわけです。

 

しかし、ここで覚えておかなければならないことは、社会への関心がない状態で、身体のどこかの機能ばかりを発達させると、人生の調和が乱れる可能性がある、ということです。

 

見るという行為は、そもそも価値のある行為ですが、それ以外の行為を遮断し、ずっと目の満足ばかりを追い求めれば、強迫神経症になる恐れがあるのです。

 

見ることだけに関心を持つタイプの人はいますが、この関心を活用できる活動は非常に限られています。

 

そして、社会に適応できていない人は、この少ししかない活動を見つけることもできないのです。

 

この患者は、誰とも本当の仲間になれていなかったので、自分の見るという特別な関心を活用できずにいたのです。

 

この続きは、次回に書きます。

 

【参考文献】

 

 

 
 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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