症例26 第二子における残酷さ その2 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

仕事、恋愛、結婚、人間関係。人生がうまく行かない。変わりたい。

今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、前回の記事の続きです。

 

兄との競争には絶望的なほどの差を感じ、家庭では愛されず、学校では叱られていた弟は、結局、学校は中退することになるのですが、母親を心配させること以外には、人生の目標を見つけることができませんでした。

 

兄や妹よりも肉体的に強かったため、二人に対して暴君のように振る舞うようになりました。

 

ぶらぶらして過ごし、思春期にはやたらとお金を使って借金をし始めました。

 

善良で実直な母親は、弟のために厳しい家庭教師を雇っていましたが、家庭教師が状況を把握することは期待できず、ただ罰を与えるという型通りの対処をするだけでした。

 

こうして弟は、楽に早く大金を得ようとする大人に成長しました。

 

そして、話を持ち掛けてくるあくどい輩の犠牲になり、言われるままに結果の出ない事業に手を出してはお金を失い、不名誉な借金に母親を巻き込みました。

 

このケースからは、彼の持つ勇気はすべて、征服したいという満たされない願望に左右されていることがはっきりとわかる、とアドラーは述べています。

 

それが最も表れているのは、彼が時々していた奇妙な遊び、特に物事がうまく行かないときにしていた遊びでした。

 

彼の乳母はすっかり年を取り、使用人の中でも偉くなっていました。

 

常に彼を崇拝し、面倒が起こるたびに何度も彼を助けて回っていました。

 

彼が好んだ奇妙な遊びとは、乳母と一緒に部屋に閉じこもり、二人で兵隊ごっこをする、というものでした。

 

行進しろ、伏せろ、立ち上がれ、と彼は乳母に命令を出し、時には杖で叩いて服従させました。

 

乳母は叫び、抵抗しながらも言うことを聞いていました。

 

この続きは、次回に書きます。

 

【参考文献】

 

 

 
 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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