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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、前回の記事の続きです。
第一子は、第二子が生まれると、愛情と注目の中心という立場を失ったと感じ、また可愛がられようと躍起になって、みんなの注意を引いてきたあらゆる手段を講じるようになります。
もちろん、第一子としては、良いところを見せて愛されるという最善の方法を取りたいと思っているのですが、残念ながら、周囲の人たちは、新しく生まれてきた子どもに精一杯で、なかなか気づいてはくれないのです。
そこで、第一子は、戦略を変え、悪い意味で注意を引いた過去の行動を取るようになり、この行動をどんどんと強めていきます。
子どもが賢ければ賢く行動しますが、家族の求めるものとは合わない行動になります。
敵対や反抗をしたり、赤ん坊を攻撃したり、赤ちゃん返りをしたりして、両親がまた自分のことを考えるようになるように仕向けます。
弱さを見せる、赤ちゃん返りをするという犠牲を払ってでも、自分に注目を集めずにはいられないのです。
急に一人では何もできなくなって、食事やトイレの世話が必要になることもあれば、いつも自分を見ているように求める場合や、危険なことをして両親を脅かして心配をさせるという場合もあります。
嫉妬、妬み、自己中心などの特徴が表れるのもこうした状況のせいですが、時には病気になってそれを長引かせたりすることもあります。
あるいは、疲れた様子を見せたり、態度を悪くしたりすることによって、両親に印象づけようとしたりします。
言うまでもなく、ライバルの誕生が遅ければ遅いほど、第一子の行動の変化は頭を使った、理解できるものになります。
しかし、とても早くに王座から突き落とされてしまうと、もっと本能的に行動することになるでしょう。
第一子の努力のスタイルは、どんな場合でも、周囲の人がどのように反応するか、そして、子どもがその反応をどのように捉えるかによって決まってきます。
例えば、王座から転落した子どもが戦って勝てると思えば、その子は戦う子どもになるでしょう。
また、闘っても無駄だと思えば、その子どもは、希望を失ってふさぎ込み、両親を心配させて脅かすことによって成功を得るでしょう。
そして、自分の不幸をさらに巧みに使って、目標を達成しようとするのです。
この続きは、次回に書きます。
【参考文献】
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