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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、前回の記事の続きです。
神経症的なライフスタイル(人生の目標に対する一貫した動きのこと)を調べるときには、それが特定の相手に向けられていることを常に想定し、患者の状態によって一番苦しむ人は誰か、ということに注目しなければならない、とアドラーは述べています。
それは、普通は、家族の誰かですが、異性の場合もあります。
また、社会全体を攻撃している場合もあります。
神経症には、この隠された非難が必ず存在します。
患者は、まるで自分の権利が奪われたかのように感じ、つまり、注目の中心にいられなくなったと感じ、その責任と罪を誰かに負わせようとしているのです。
問題のある子どもや神経症患者は、このようにして秘かに復讐や非難を行い、人やルールと戦って社会的な活動を排除するのです。
そうして、不満をいくらかでも和らげようとするのです。
復讐が動機であることがかなり明確なケースがいくつもあります。
例えば、ある神経症の女性は、まったく幸せではない結婚をしていましたが、決して離婚しようとはしませんでした。
離婚よりも、夫を非難し続けることを望んだのです。
ただし、神経症患者は、普通、共同体感覚(共同体に対する所属感、共感、信頼感、貢献感を総称して言うもの)を完全には否定していないことを頭に入れておく必要がある、とアドラーは言います。
そのために、犯罪や自殺をしないでいられるからです。
【参考文献】
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