症例20 飲酒による逃避 その4 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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マジで今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、前回の記事の続きです。

 

この男性の最も古い記憶は、両親が出かけて、祖母に預けられた時のことでした。

 

彼は、預けられている間、嫌な気分でいました。

 

祖母に非難されると、すぐに手近な荷物をまとめて逃げ出したので、祖母は、追いかけることになりました。

 

それは、彼が歳の時のことでした。

 

この記憶は、人生に対する態度の原型を示している、とアドラーは述べています。

 

つまり、甘やかされていないと感じると、彼は、いつでも逃げ出すのです。

 

それが、成長してからは、飲酒だったわけです。

 

甘やかされた原型を持って育った神経症患者は、社会に価値のあることをした後ではなく、する前に承認されることを期待する、とアドラーは言います。

 

物事の自然な成り行きが、都合よく逆転することを期待しているわけです。

 

この患者には、より広い世界の環境を我が家のように感じるための訓練しなければなりませんでした。

 

そして、世界が本当に求める必然の要求に気づくまで、患者を勇気づける必要がありました。

 

そのためには、医師に、母親の二つの役割を引き受けることが求められました。

 

一つは、仲間として患者の信頼を得ること。

 

そして、二つ目には、この新たな信頼を他者にも広げ、現実の人生の良いことにも悪いことにも向かわせる、ということです。

 

この男性の場合、この二つの役割を母親が果たせなかったために、アドラーに託されることになったのでした。

 

【参考文献】

 

 

 
 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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