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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、前回の記事の続きです。
この男性の目的は、明らかであり、どんな義務からも解放され、とにかく他者の手助けを受けることでした。
彼が、自己中心的で社会にまったく適応していないにも関わらず、優越という目標を達成することができたのは、敗北を排除していたからでした。
人の輪の中に入っていこうとしなかったのですから、社会で敗北を経験することなどありませんでした。
職もなく恋愛も避けていれば、仕事や愛の課題で敗北することはありません。
彼の目から見れば、人生の勝利し、まったくイメージ通りに生きている状態でした。
しかし、客観的に見てみれば、もちろん、彼のイメージはこれ以上ないほど最悪なものでした。
男性が甘やかされた子どもで、どんな状況に向き合うにも両親の助けを求めていたことは明らかでした。
彼には、姉妹が三人いて、男は彼一人だけでした。
注意深く教育され、学校ではうまく行っていましたが、これは、息子に甘く接するように両親が先生を説得していたからでした。
このようにして守られた時期を過ぎた時、彼にとって人生は手に負えないもののように見えました。
それゆえ、逃げたのでした。
彼の父親には飲酒の習慣があったので、飲むと母親がどれほど心配して、父親のことばかり考えるようになるか、幼い頃に知っていました。
学校の試験を控えたある日、男性は、初めて酒を飲みました。
母親はひどく心配して、飲酒癖が遺伝してしまったと信じ込みました。
そして、飲酒癖が治ることを期待しながら、いっそう彼の世話をするようになりました。
この成功を失わないために、彼は飲み続けました。
この続きは、次回に書きます。
【参考文献】
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