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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、前回の記事の続きです。
また、子ども時代に、社会生活への準備がきちんと適切にしてきた人の社会生活や仕事や美に対する理想は、普通の失敗をしても消えることなく、何を美しいと思うかの感覚が、人生に適応することは美しいという思いに繋がっていきます。
これに対して、社会とあまり繋がらず、他者の人生に本当の関心を抱かない人の運命は、まったく違ってきます。
こうした人は、当然のことながら、正しい準備ができていないまま愛にアプローチすることになります。
なぜなら、愛の課題というのは、性的に魅力的な他者に対する振る舞いが重要になるという意味で、社会・社交の課題でもあるからです。
あらゆる対人関係で、最も親密で強烈な結婚ともなれば、心の準備ができていないので、克服できない困難のように感じることでしょう。
こうした人は、人生の孤立へ向かうように自分をしつけていくがゆえに、他者と人生を共にしたいなどとは、本当は思ってはいないのです。
そのため、協力が必要でありそうな活動や、協力したほうが得になりそうな活動を少しだけ残して、あとは、パートナーを締め出そうとします。
もちろん、結婚が一つの完全な人間関係だとは思っていない、とアドラーは述べています。
ただ、こうした人の困難は増していくのですが、それは、ほとんどの場合、夫婦仲のよくない両親から愛や結婚を学んできているのが原因になっているからだ、とも言っています。
また、周囲の人を見たり、恋愛ドラマを見たり、恋愛小説を読んだりして、自分が学んだことが正しいかどうかを確かめてもいます。
恋愛ドラマや恋愛小説では、よく結婚生活が不幸せなものとして描かれています。
悲恋の物語が多いのは、それだけ人々が、その物語を利用しているからだ、とアドラーは締めくくっています。
【参考文献】
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