ご訪問いただき、ありがとうございます。
心理コンサルタントの白瀧です。
さて、前回の記事の続きです。
すると、患者は次のように答えるかもしれません。
「それなら簡単ですよ。いつも喜ばせてきましたから」と。
その時には、優位に立つために人に親切にしてきたのではないか、ということが疑われる、とアドラーは述べています。
こうした相手には、
「あなたに親切にしてもらった人たちは、本当に喜んでいたと思いますか?」
と尋ねます。
時には、患者に練習や訓練が必要で、今はまだ難しいと認めるしかないこともあります。
そんな場合には、手法をいくらか和らげる必要があります。
その時には、
「夜中に考えたことをすべて覚えておいて、明日話して私を喜ばせてください」
と言います。
次の日に夜中のことを尋ねると、こうした患者はきっと
「ずっと寝ていた」
と答えるだろう、とアドラーは言います。
それまで何日も眠れなかった患者がこのように答えるわけです。
けれども、医師はすぐに勝利を確信することのないように気をつける必要がある、とアドラーは警告しています。
どのような場合も、当てはまる事実を片っ端からかき集めて、患者のライフスタイルを再構築していくことが必要なのです。
この続きは、次回に書きます。
【参考文献】
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