症例9 強迫観念に悩む女性 その12 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

仕事、恋愛、結婚、人間関係。人生がうまく行かない。変わりたい。

今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、前回の記事の続きです。

 

この女性は、夢について話している間、

 

男はみんな不実で浮気する

 

と語り、

 

結婚して二週間もしたら、相手はきっと私から離れていくわ。夫から騙されたり、病気をうつされたりする可能性をずっと心配するなら、結婚の何がいいのでしょう

 

と強い口調で言いました。

 

この言葉は、彼女が逃げたい、と思う動機を明らかにしていました。

 

さらに次のようにも言っていました。

 

私は姉には及ばないということね。姉の夫は誠実だもの」と。

 

こうして、彼女の目標は変化したのです。

 

直接、姉を超えようとはしなくなり、その道をふさいで別の優越、つまり人生のマイナスの面での優越を探すようになったのです。

 

それは、あらゆる敗北を避けて、誰よりも高潔でいようとするものでした。

 

全ての人は、優越を目標にします。

 

しかし、勇気と自信を失った人の場合、目標は、人生のプラスの側からマイナスの側へと押しやられてしまいます。

 

このような非現実の人生への逃避は、自覚のないまま行われます。

 

敗北への不安が感情の準備を整え、その感情が行動を導き、不安を弱める状況を作り上げるのです。

 

このようにして逃げれば負担が軽くなったと感じられますが、この構造が理解されることはありません。

 

もし理解されてしまえば、患者が負担の軽減を楽しんでしまって、それまで整えてきた手はずがすべて無駄になってしまいます。

 

即ち、患者のためらいや逃避が正当化できなくなってしまうのです。

 

弁解するには、苦しみであがなうことが必要なのです。

 

この続きは、次回に書きます。

 

【参考文献】

 

 

 
 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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