症例6 決断を恐れる少年 その3 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

仕事、恋愛、結婚、人間関係。人生がうまく行かない。変わりたい。

今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、前回の記事の続きです。

 

アドラーは、できないことが勇気とトレーニングによって埋め合わされて、素晴らしい能力になることもある、と強調しています。

 

正しく向き合うことによって、できないことが刺激となり、よりよい成果に向かう力になる、というわけです。

 

生涯で著しい成功を収めた人が、当初は、できないことや強い劣等感に悩まされていた、というケースを目にすることもあります。

 

その一方で、遺伝による欠点やできないことがあって自分を犠牲者だと思い込んだ人が、希望を持てずに努力しなくなり、延々と成長を遅らせるケースもよく見受けられます。

 

教師というものは、自分の教育法がうまくいかないことを棚に上げるために、遺伝の要素の悪影響を強調するものだ、とアドラーは言います。

 

ここで、アドラーは、歴史家のアインハルトが『カール大帝伝』で書いている一節を紹介しています。

 

そこには、あの偉大な皇帝は、読み書きの能力がまったくなくて、読んだり書いたりできなかった、と書かれていました。

 

教育法が発達した今では、普通の子どもであれば、読み書きはできるようになります。

 

カール大帝や他の多くの例を見ると、著述家や教師や親は、教育で誤りを正す方法が見つからないときには、遺伝による欠点のせいにするようだ、とアドラーは述べています。

 

そして、この習慣からできた迷信は、教育や「問題のある子ども」への対応において、非常に厄介でよく見られる問題である、というのです。

 

その中で意味があるのは、個人心理学アドラー心理学による仮定だけだ、というわけです。

 

つまり、人生の課題を解決する力は、誰にでも同じようにある、という仮定だけなのです。

 

もちろん、このことは、結果が同じになる、同じになり得るという意味ではありません。

 

なぜなら、訓練や課題は人によって異なりますし、特に、当然のことながら、どのくらい勇気が示されるかについて考慮しなければならないからです。

 

この続きは、次回に書きます。

 

【参考文献】

 

 

 
 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

心理学教育の必要性と『気づきの思考法』を広める活動をしています。


↓ご協力のほど、よろしくお願いします。 
 
にほんブログ村 

人気ブログランキングへ 


自分を変えたい、今の人生を変えたいと思う方は、


幸せになるための気づきの思考法テキスト

「気づきの思考法養成講座ー総論ー」を読んでください


コチラ をクリックしてください。