症例1 その4 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

仕事、恋愛、結婚、人間関係。人生がうまく行かない。変わりたい。

今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、前回の記事の続きです。

 

こうして、アドラーのもとに連れてこられた少年は、今や、誰からも相手にされず、無視される存在になってしまいました。

 

少年など小枝のように曲げることができると考えていた、プライドの高い父親も、

 

もはや、この子はどうにもならない

 

と諦めました。

 

少年は、誰も話しかける者もなく、まったく注目されることもなく、放っておかれるという仕方によって、罰を受けることになりました。

 

両親は、もはや、罰を与えていない、と述べました。

 

いつから問題はありましたか

 

というアドラーの質問に、母親は、

 

生まれてからずっとです

 

と答えました。

 

このような答えから、アドラーは、少年の不適切な行動は、両親が彼を立ち直らせるべくあらゆることをしたにも関わらずうまく行かなかったので、それは、生まれつきのものである、と母親は思いたいのだ、と推測しました。

 

また、母親は、アドラーに

 

この子どもは、赤ん坊の時、ひどく落ち着きがなくて、昼も夜も泣いていました。でも、どの医者にも、この子どもはまった普通で健康だ、と言われました

 

と告げました。

 

これは、言葉ほどには単純なことではない、とアドラーは言います。

 

そもそも乳児が泣く、ということ自体には、特に注意するほどのことはありません。

 

乳児が泣くのにはたくさんの理由があります。

 

ことに、一人っ子で、母親が以前に育児の経験がない場合はそうだと言えます。

 

この少年が泣いた時、母親は、赤ん坊を抱き上げ、揺り動かし、何か飲むものを与えました。

 

本来、母親がしなければならなかったのは、子どもが泣いていることの本当の理由を見つけ出し、子どもを気持ちよくし、それ以上は注意を払わない、ということだったのです。

 

そうすれば、この子どもは泣くことをやめたでしょうし、過去における汚点を持たなかっただろう、とアドラーは述べています。

 

この続きは次回に書きます。

 

【参考文献】

 

 
 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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