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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、前回の記事の続きです。
高校の入学試験を受けた少年は、試験が終わると、彼を待っていた母親に
「試験に通った」
と言いました。
皆は大いに喜び、その年の夏には、一家をあげて田舎に出かけました。
少年は、この間、しばしば高校のことを語りました。
高校が再開すると、少年は、鞄を持って学校に行き、毎日昼食をとりに家に帰ってきました。
ところが、ある日の昼食後、母親が学校に行く途中まで少年と連れ立って歩き、一緒に通りを横切った時、ある男性が、
「今朝、駅に行く道を教えてくれた少年だ」
と言うのを耳にしました。
母親は、不審に思い、
「あの男の人が言うのはどういう意味なのか、朝学校に行かなかったのか」
と尋ねました。
すると、少年は、
「学校は十時に終わり、男の人とは駅まで一緒に歩いて行った」
と答えました。
母親は、少年の説明には納得できず、このことを父親に話しました。
そこで、父親は、次の日に、少年と一緒に学校に行くことにしました。
次の日、学校に行く途中で、父親が何度も問い詰めたので、少年は、入学試験に失敗したこと、高校には一度も行っていないこと、ずっと通りをうろついていたことを告げました。
その後、両親は、家庭教師を雇い、少年はなんとか高校の試験に合格することができました。
しかし、行動が改まることはありませんでした。
依然として、授業を妨害した上、ある日、盗みまで始めてしまいました。
母親から少しお金を盗んだのです。
初めは、そのことを頑なに否定していましたが、警察に言うと脅されてついに白状しました。
この続きは次回に書きます。
【参考文献】
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