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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、前回の記事の続きです。
子どもを取り巻く環境の中では、親族の存在も忘れることはできません。
中でも代表的な存在が祖父母ですが、祖父母の場合には、その状態と状況を第三者の立場から考える必要があります。
祖父母の立場は、私たちの文化においては悲劇的なものだと言えるでしょう。
人というものは、成長すれば、発達する余地を持ち、より多くの職業と関心を持つべきです。
ところが、これとは反対のことが社会では起こっているのです。
老人は、社会から疎んじられ、隅へと追いやられたように感じています。
これは非常に痛ましいことです。
老人と言えども、働き努力する機会をもっと多く持てば、より多くのことを成し遂げ、ずっと幸福になることができるでしょう。
しかし、誤った社会的な習慣があるために、老人はまだ働き盛りであるのにも関わらず解雇されてしまいます。
そして、続けて自己を表現する機会を奪われた老人たちは、大きな誤りを犯すことになります。
祖父母に見て取ることができるその誤りは、子どもたちに跳ね返ってくることになります。
祖父母は生きていて、この世で自分にはまだ価値があるということを証明しなければならない、という立場にあります。
本来なら、これは証明すべきことではないのです。
このことを証明しようとする時、祖父母は誤りを犯し、常に孫の教育を妨げる存在となります。
つまり、子どもたちをひどく甘やかすのです。
これは、老人たちがまだ子どもたちの育て方を知っているということを証明しようとするための方法ですが、大きな害をもたらします。
この善良で親切な人々の感情を傷つけることは避けなければなりません。
しかし、一方で、もっと活動する機会が与えられるべきことは理解できるけれども、子どもは自立した人間として育ち、他の人のおもちゃではない、ということを祖父母に教える必要もあります。
子どもたちが、家族の力関係の必要に応じて、搾取されるようなことがあってはいけないのです。
この続きは次回に書きます。
【参考文献】
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