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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、前回の記事の続きです。
子どもたちは、貧困であったり、突然お金持ちになったりするというような物質的な状況の異常さによって影響を受けるだけではなく、精神的な状況の異常さによっても影響を受けることになります。
精神的な状況の異常さとは、家庭状況から生じてくる心理的な偏見のことを意味しています。
このような偏見は、例えば、父親か母親が、何か社会的に不名誉なことをしたような場合に起こります。
この場合には、子どもの心も巻き添えになってしまうのです。
子どもは、恐れとおののきを抱いて、未来に向かっていくことになってしまいます。
仲間から身を隠したいと思い、このような親の子どもであることが知られることを恐れるようになるでしょう。
それゆえ、親は、他の子どもたちより大きな困難を持つことがないように、その時々の発達に応じた心理的な基礎を子どもに与えていく必要があります。
従って、もしも父親が大酒飲みであるのであれば、あるいは、すぐにかっとなるのであれば、そのことがすべての子どもに害を与えるということを覚えておかなければなりません。
結婚生活が不幸なものであり、夫と妻が絶え間なく言い争っていれば、その損害の弁償をしなければならないは、常に子どもであるということを肝に銘じておく必要があるのです。
これらの子ども時代の経験は、子どもの心に刻まれた生きた碑文のようなものだと言えるでしょう。
子どもは、容易に忘れることができないのです。
もちろん、他者への協力の精神がきちんと訓練されていれば、その影響を消し去ることも可能です。
しかし、子どもにとってこのような試練を課すまさにその状況そのものが、子どもが両親から協力の訓練を受けることを妨げてしまうのです。
この続きは次回に書きます。
【参考文献】
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