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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、前回の記事の続きです。
前回の記事では、あるかんしゃく持ちの養子の子どもの話を書きました。
この場合、必要なことは、この子どもがどのように感じ思うかということであり、また、自分の状況をどのように解釈しているかということであって、親がどのように考えるか、ということではありません。
里親は、この子どもは彼らと一緒にいてしあわせだと感じていない、という指摘を受けました。
子どもの態度が正しいかどうかを明確に言うことはできませんが、何かがあって、そのことで、子どもはこのような憎しみを持つようになったのでしょう。
もしもこのまま子どもの誤りを矯正することができず、愛を得ることができないのであれば、子どもを別の人に委ねる必要がある、ということが里親に説明されました。
その後、少年は、まぎれもなく狂暴になり、本当に危険であると見なされるようになった、ということです。
やさしく扱っていれば、少しはよくなっていたかもしれませんが、しかし、それだけでは十分ではなかったでしょう。
さらに観察を続けさまざまな情報を引き出すことによって、少年のライフスタイル(ここでは、人生の目標に向けての一貫した動きのこと)の全体を明らかにすることができたかもしれませんが、少年は、自分自身のことを理解することはなかったでしょう。
このケースの真相は次のように考えられます。
少年は、里親の子どもたちと一緒に育ちましたが、里親は、実の子どもほどには自分のことを愛してはいない、と信じるようになりました。
このこと自体が、かんしゃくの原因ではありませんが、家から出たいと思うようになったので、その目的にかなうものであれば、どんな行動でも正当である、と思えたのです。
自分のために置いた目標に照らしてみれば、彼の行動は賢明なものだったと言えるかもしれません。
この続きは、次回に書きます。
【参考文献】
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