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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、前回の記事の続きです。
怠惰な子どもたち、彼(女)らはすべてのものを手に入れることができないのですが、そのような子どもたちは、ますます空虚な白日夢、空想、空中楼閣に入っていくようになります。
しかし、このような子どもたちは、もはや救いようがない、とあまりに早急に結論づけるべきではありません。
そもそも感受性の強い子どもたちは、その感受性の強さゆえに、現実から退く傾向にあるのです。
なぜなら、自分で作り出した空想の世界は、これ以上傷つくことに対してある種の保護を与えてくれるからです。
しかし、このように現実から退くことは、まったくの誤った適応、つまり不適応を必ずしも意味するものではありません。
現実からある距離を置くことは、作家や芸術家にとって必要であるばかりでなく、すぐれた想像力を要求される科学者にとっても必要なことなのです。
ただし、白日夢の中で喚起された空想は、人が人生の不愉快なことや起こりうる失敗を避けるための回り道だとも言えます。
従って、豊かな想像力を持ち、後に、その空想を現実と結びつけることができた人こそが、人類の指導者になりうることができたのです。
彼(女)らは、すぐれた学校教育を受け、鋭い観察力を持っていたからだけではなく、人生の困難に立ち向かい、それと闘って成功した勇気と意識のゆえに、指導者になったと言えるのです。
偉人伝には、しばしば、子どもの時は現実とあまりかかわりがなく、成績のよくない生徒だったが、自分のまわりで起こることを観察するめざましい能力を持っていた人が登場します。
このような能力を持っていたがゆえに、状況が好ましくなると一気に勇気が出て、もう一度現実に立ち向かい、現実と闘うことができたのです。
当然のことながら、子どもを偉大な人にする法則というものは存在しません。
それゆえ、子どもをぞんざいに扱ってはならず、いつも勇気づけ、子どもたちに、空想と現実世界との間に溝を作り出すことがないように、現実の人生の重要性を説明するようにしなければならないということを心に留めておく必要があるのです。
【参考文献】
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