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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、前回の記事の続きです。
前回の記事では、白日夢や空想にふける子どもたちのことについて書きました。
ここで明らかなことは、あまりにも白日夢にふけることが多い子どもたちは、自分を現実に合わせることができず、自分を有用なものにすることができない、と思っているということです。
それゆえ、このような場合には、空想と現実の間には大きな隔たりが生まれます。
中には、中道を選ぶ子どもたちもいます。
つまり、白日夢は見続けるが、部分的には現実に適応するわけです。
また、それとは別に、想像力が作り出したものとは関係を持ちたいと思わず、現実とだけに関わろうとする子どもたちもいます。
しかし、他の子どもたちは、現実にまったく適応せず、次第に現実から退き、自分自身が作り出した私的な世界に閉じこもっていくようになるのです。
子どもは、勇気さえくじかれていなければ、現実を喜んで受け入れるものであることは確かです。
それと同時に、想像力を持っているということも疑いありません。
しかし、子どもたちが、私たちのようには、物事を単純には見ておらず、世界をはっきりと二つの対極へと分けがちである、ということも忘れてはいけません。
子どもを理解する時に、心に留めておくべき重要なことは、子どもたちには、あらゆるものを反対のものへと分ける強い傾向が見られる、ということです。
上と下。
あらゆるよきものとあらゆる悪しきもの。
賢い者と愚かな者。
すぐれた者と劣った者。
全てと無。
というようにです。
もちろん、大人たちも、これと同じような反対の認識の仕方をすることがあります。
それゆえ、このような思考様式から自由になることが難しいことは、よく知られていることです。
例えば、熱いと冷たいの違いは、科学的には、温度の違いだけであるということを知っているにもかかわらず、それらを反対物として見てしまいます。
この続きは次回に書きます。
【参考文献】
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