統一されたパーソナリティ その21 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

仕事、恋愛、結婚、人間関係。人生がうまく行かない。変わりたい。

マジで今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、前回の記事の続きです。

 

話を少年に戻しましょう。

 

少年は、自分が困難な状況にあることにすぐに気がつきました。

 

誰も彼のことをもはや愛さなくなり、学校での進歩はストップしました。

 

しかしそれにもかかわらず、彼のふるまいは一向に変わる気配を見せませんでした。

 

少年の行動は、常に、他の人を困惑させるものでしたが、それが、彼のパーソナリティの完璧な表現になってしまっていたのです。

 

その結果、誰かを困らせるといつでもすぐに罰せられるようになりました。

 

悪い成績をもらうか、両親に苦情の手紙が送られるようになったのです。

 

事態は、そのままの状態で推移し、ついに両親は、少年が学校生活には適していないと思われる、という理由で、少年を退学させるように勧告されました。

 

この結果は、少年を喜ばすものでした。

 

なぜなら、少年が無意識に望んでいたのは、まさにこのことだったからです。

 

彼の態度のうちには、行動パターンの論理的一貫性が現れています。

 

それは、誤った態度であったにせよ、ひとたびその態度が取られると、一貫して表現されていました。

 

常に自分自身が注目の中心にある、という目標を立てたことが、この少年の根本的な誤りでした。

 

母親をいつも自分に仕えさせたのは、この誤りによるものでした。

 

そして、王のようにふるまったのも、この誤りの結果によるものでした。

 

しかし、5年の絶対権力の後に、妹が生まれ、突然王位を剥奪されました。

 

王位を奪われる前までは、彼だけが母親のために存在し、母親は彼のために存在していたのです。

 

この続きは、次回に書きます。

 

【参考文献】

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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