共感疲労と共感ストレス | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、連日、テレビでは、ロシアによるウクライナ侵攻のニュースがトップで取り上げられています。

 

ウクライナに関する報に接し、ウクライナの人々の窮状を見るにつけ、心を痛めたり、あるいは何もできない自分に腹立たしさを感じたりしている方も数多くいらっしゃることでしょう。

 

一方で、「人のことは関係ない、自分さえよければそれでいい」という方もいらっしゃいます。

 

心理学の分野では、相手の立場に立って考えたり、相手が感じているつらさを「共感」したりすることは、共感する人に不安や苦痛、さらに情緒的混乱を起こすことがあると報告されています。

 

特に、共感能力の高い人においては、つらい状況にある人に共感し、しかも自分が何も手助けできない場合に無力感を感じることで、それが共感疲労となります。

 

さらにつらい状況にいる人に共感を全く示さない人に対して怒りを感じるとこれもストレスになってしまいます。

 

このような共感疲労や共感ストレスを感じていらっしゃる方は、どのように対処すればいいのでしょうか。

 

このことに関し、医学博士で心療内科医の梅原純子氏は、次の2点を挙げられています。

 

一つは、他者と気持ちを分け合う、という方法です。

 

看護師などの対人援助職の場合、経験年数が異なる人たちがペアを組んで思いを話し合い共有することが行われます。

 

自分の思いを話すことは自分の心の負担を回復するうえでとても大事なポイントです。

 

カウンセラー同士でも同じように気持ちを話し合うピアサポートが行われたりします。

 

これと同じように、今、ご自分の身近で共感疲労を感じている人と話し合い気持ちを分け合ってはいかがでしょう。

 

もう一つは、隣にいる人を被災者だと思って接する、という方法です。

 

悲惨な状況を報道で見て心を痛め、募金への寄付はできても他には何もできないと無力感を感じたときには、「近くにいる人を被災者だと思い親切にしてみる」、ウクライナの場合なら、隣にいる人がウクライナと何かつながりがある人、と想像して温かい気持ちで接してみる、というものです。

 

道を歩いても買い物をしても、隣にいる人が被災者だと思うと知らず知らず親切に温かい気持ちで接することができるものです。

 

これは自分の心の回復に役立つとともに穏やかな気持ちを相手に伝えることにつながるということです。

 

共感は素晴らしい資質ですし、例えば、つらい境遇の中で前向きに生きた方が、幸せになったような話をきいて幸せな気持ちになったり、よかったと思うと満足に繋がります。

 

(以上、『YAHOO!JAPAN ニュース』より抜粋)

 

他者に共感することが負担に感じたときには、以上のことを試されてみてはいかがでしょうか。

 

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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