たまには気晴らしをするものいい | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、ものごとに対してネガティブな考え方に囚われたときには、ポジティブな考え方をするように努めることが、一般的には良いと考えられています。

 

もちろん、ネガティブ思考によって自分で自分を責めるのはよくないことですし、恐怖を感じた時に自分を励ますことには価値があります。

 

しかし、ポジティブ思考が、「ポジティブでなければならない」という「ねばならない思考」に陥ってしまうと、却って逆効果になってしまいます。

 

そのようなときには、ネガティブな感情を受け止めることにも価値があります。

 

たとえば、ある研究によりますと、ありきたりのポジティブ思考よりも、気晴らしをするほうが不安が軽減されることがわかった、ということなのです。

 

その研究では、被験者の学生に、初対面の体育教師が評価するなかで、クラス全員の前でバスケットボールのジャンプシュートをやってもらい、半数の生徒には自分に対してポジティブ思考を繰り返してもらい、残りの半数の生徒には「木に3羽の鳥が止まっている」とか「父親の車について」など、日常のどうでもいいことについて考え気を紛らわせてもらいました。

 

その結果、気を紛らわせた生徒は不安を感じるレベルが抑えられポジティブ思考をした生徒は「不安を感じるレベルが著しく増し、最悪の事態を想定したり、パフォーマンスや出来栄えに対するネガティブな予測が増した」ことがわかりました。

 

この場合、気晴らしをうまく使うときは、強烈なネガティブな感情から一時的に自分の気をそらすために使うのが大事だということなのです。

 

つまり、気晴らしは激しい感情を和らげますが、長期的な解決策や、ネガティブな感情から完全に逃れるための逃げ道として意図されてはいません。

 

最初の強烈な感情が収まったら、気持ちを書いてみるなど別の方法を用いて、気持ちをコントロールすることが大事だと述べています。

 

健全で効果的な気晴らしの方法は幅広くあります。

 

たとえば、

 

・8ずつ逆に数える。

・周囲の物や色について気づいたことや思い出したことを考える。

・クロスワードパズルや数独のような頭を使う遊びをする。

・運動、家事、テレビゲームをする。

 

など。

 

気晴らしは、それをし過ぎると、集中できない、SNS中毒、危険な運転などの悪影響が出てしまいますが、差し迫ったストレスに一時的に対処する方法としては効果があるようです。

 

今後何か差し迫った不安に襲われたときのためにも、自分なりの気晴らしになる方法を見つけておくのもいいかもしれませんね。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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