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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、お金持ちは、どのように見られているのか。
そんなことを調査した研究があります。
調査によれば、
「お金持ちはなぜお金持ちになったと思いますか」
という質問に対して
「利己的な人々だから」
と回答する人が多かったそうです。
つまり、この調査からは、
お金持ち＝自分のことしか考えない金の亡者
というステレオタイプのイメージを持っている人が多く存在しているということが分かります。
しかし、およそ社会性の生き物である人間がこの社会の中で成功しようと思うのなら、利己的でいることは決してできません。
なぜなら、社会の中で成功するためには、他者に貢献すること、つまり利他的であることが要求されるからです。
そもそも私たちが行う仕事とは、常に、何某かの形で他者に貢献することであり、その貢献に対して対価が支払われることになります。
それゆえ、一般的には、お金持ちになるためには、利己的ではなく、利他的であることが要求されるのです。
ただ、人間の社会には、利己的であっても、金を儲けるシステムが存在するのも事実です。
従って、中には、利己的なお金持ちもいるかもしれません。
しかし、先ほども述べた通り、人が社会の中で成功するためには利他的であることが要求されます。
つまり、金を儲けること＝人生の成功とは決して限らないのです。
それゆえ、その人が利己的である限り、たとえお金持ちになったとしても、結局は、人生の晩年を孤独で惨めな思いで過ごすことになってしまうのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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