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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、昨日の朝、東京都文京区の東京大学の前で、受験生ら3人が刃物を持った男に切りつけられる、という事件が起こりました。
怪我をした受験生の人たちの一刻も早い回復をお祈りするとともに、被害に遭われた受験生のための速やかな救済処置を実施していただけることを心から望みます。
この事件では、名古屋市に住む17歳の少年がその場で現行犯逮捕されました。
その後の捜査関係者への取材で、少年が、可燃性とみられる液体およそ3リットルと刃物2本、のこぎり1本を所持していたことが新たにわかりました。
警視庁は、少年が計画的に犯行に及んだ可能性があるとみて調べています。
また、警察での取り調べに対して、
「3人を切った。面識はない。医者になるため東大を目指して勉強していたが、成績が1年前から振るわなくなり、自信をなくした。医者になれないのなら人を殺して罪悪感を背負って切腹しようと考えた」
と供述しており、今回の犯行を認めています。
ここに、自らの問題を自ら克服することができないと思い込んでいる、自信のない人間の愚かな行為が垣間見れます。
少年は、成績が振るわなくなったから自信を失ったのではありません。
彼は、そもそも自分に対して自信を持っていなかったのです。
そのために、成績が振るわないという問題にぶつかった途端、その自信のなさが頭をもたげ、
「自分にはこの問題を解決することができない」、
と思い込み、今回のような愚行へと走ることになったのです。
もし自分に対して自信を持っていれば、自らの問題を自ら解決する方法を探すことができたでしょう。
その人の本質は、ものごとが順調に行っているときには顔を出しません。
ものごとがうまく行かず、問題に突き当たったときに、その人の本質が顔を出すのです。
今回の事件では、少年は、自分に対する自信を失っていたがゆえに、自らの問題を自ら克服することができないと思い込み、他人を巻き込むことによって、言わば他人に解決してもらおうとしたに過ぎないのです。
自らの問題は、自ら克服するしか方法がありません。
他人に解決を委ねてもうまくは行かないのです。
他人には、ただ協力をお願いすることができるだけなのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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