日本人の自信の無さ | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

仕事、恋愛、結婚、人間関係。人生がうまく行かない。変わりたい。

今の人生を変えたい、人生を成功に導きたい、そう思う人は、アドラー心理学をベースにした『気づきの思考法』を学んでください。
自らが演じている自己欺瞞に気づき、必ず変わることができます。

ご訪問いただき、ありがとうございます。

 

心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、明日から東京2020パラリンピック大会が開幕します。

 

東京パラリンピックと言えば、今より時間の針をさかのぼらせて、2013年のIOC総会でのこと。

 

滝川クリステルさんは、2020年東京五輪招致でのプレゼンの中で、

 

「お・も・て・な・し」

 

と区切りながら、右手で一語一語を強調するかのようなポーズを取ると、再び「おもてなし」と言って両手を合わせて合掌し、軽く一礼しました。

 

この「おもてなし」という表現は非常にインパクトのあるもので、その年の流行語大賞にも選ばれました。

 

その当時、彼女のプレゼンを称賛する声は日本でも多く、東京招致に大きく貢献したと非常に評価されました。

 

しかし、私は、この手を合わせるというアピールの仕方に大きな違和感を覚えたものです。

 

それは、日本の文化ではない』という違和感であり、あくまでも『西洋の人たちから見た日本のイメージだ』という違和感でした。

 

日本で手を合わせる風習があるのは、死者や神様や仏様など、スピリチュアルな存在に対してであり、お客様に対してではありません。

 

もちろん、それでアピールできたのならそれで良いではないか、という考えもあるでしょう。

 

しかし、日本の文化を、他の国のイメージによってしかアピールできないということに、日本人として大変寂しさを感じました。

 

常々、日本人は、アピール力が弱いと言われています。

 

そのため、当時の五輪招致では、西洋風のアピールの仕方を徹底的に模倣し、それを実践したと言われていました。

 

それも、もちろん、一つの方法ではありますが、私は、それでは本末転倒ではないか、と思います。

 

つまり、それでは、本質を見失ってしまうのではないか、と思うのです。

 

日本人にアピール力がないのは、西洋風のアピールの仕方が苦手なわけではなく、日本人自身が、日本という国や日本人、そして、日本の文化そのものに自信を持っていないからに他なりません

 

それは、明治の文明開化以降、特に顕著に現れています。

 

そして、未だに、多くの人たちが、西洋の文化は『』、日本の文化は『』という認識を持っているのではないでしょうか。

 

話は変わりますが、少し以前に、若い人たちの間で『けん玉』が流行っているというニュースを見ました。

 

「おっ、日本の若い人たちも、日本の文化を見直すようになってくれたのか」

 

と喜んでいたところ、そうではなかったようです。

 

そもそもけん玉は、その2、3前から海外の若い人たちの間で流行り始めたらしく、その映像をYou Tubeなどで見た日本の若い人たちが真似し出した、というのが事の成り行きでした。

 

何のことはない、ここでも発端は西洋でした。

 

日本が、富士山や和食など、世界遺産登録に躍起になるのは、世界に認めてもらえない限り、日本の文化に日本人自身が自信を持てないからに他なりません。

そして、世界に認めてもらえた途端、日本人自身の認識も変わるのです。

日本人が、日本という国や日本人、そして日本の文化そのものに真の意味で自信を持てない限り、たとえ西洋風のアピールの仕方を学んだところで、それは単なる付け焼刃に過ぎない、と思います。

 

もし日本人が、自分たち自身に自信を持つことができれば、自分たち自身のやり方で大いに世界にアピールできるようになると私は思うのです。

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

心理学教育の必要性と『気づきの思考法』を広める活動をしています。


↓ご協力のほど、よろしくお願いします。 
 
にほんブログ村 

人気ブログランキングへ 


自分を変えたい、今の人生を変えたいと思う方は、


幸せになるための気づきの思考法テキスト

「気づきの思考法養成講座ー総論ー」を読んでください


コチラ をクリックしてください。