人が抱える問題 その2 | 人生を変える『気づきの思考法』~アドラー心理学に学ぶ人生を成功に導く方法~

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心理コンサルタントの白瀧です。

 

さて、昨日の記事の続きです。

 

昨日の記事では、以前に放送されていたNHKの連続テレビ小説『べんぴっさん』のワンシーンを題材に、人が抱える問題とはいかなるものかを説明しました。

 

そのシーンとは、主人公の夫が、大勢の人前で話をするときに緊張のあまり倒れてしまった、というもので、その結果、周囲の人から

 

人前で緊張して倒れるなんて、不細工やなあ

 

と評価されるというものです。

 

このことから、私たちが抱える問題とは、出来事そのものではなく、その出来事に付した評価や「そんな自分はダメだ」という意味づけによって悩み苦しむのだ、ということを書きました。

 

もし私たちが抱える問題が、起こった事象そのものであるのなら、先の例に挙げたドラマのシーンで言えば、意識を取り戻し、体調が回復すれば、その問題は無事に解決します。

 

しかし、私たちの抱える問題は、事象そのものではなく、事象に付した評価や意味づけであるために、体調が回復しただけでは解決しません。

 

体調が回復し、その事象が過ぎ去ったとしても、その事象に付した評価や意味づけが残るために、私たちは苦しみ続けます。

 

にも関わらず、私たちは、それをさらに事象によって解決しようとします。

 

つまり、

 

今度は、倒れないようにしよう」、

 

人前で緊張せずに話せるようにしよう

 

と自分自身に高いハードルを設定し、そのハードルをクリアすることによって解決しようとするのです。

 

そのために、

 

できなければどうしよう

 

と却って自分の不安を駆り立て、出来ない自分を

 

なんて自分はダメなんだ

 

とますます責めることになります。

 

こうして、どんどんと深みにはまっていくことになります

 

人間の抱える問題は、その起こった事象そのものでないがゆえに、それを事象によって解決することはできないのです。

 

人間の抱える問題が、事象に付した評価や意味づけである以上、その評価や意味づけを変えない限り、その問題を解決することはできないのです。

 

つまり、自らが、その事象に、異なった評価や意味づけができる人間に変わることによってしか、その問題を解決することはできないのです。

 

そのためには、その起こった事象そのものと向き合い、緊張して倒れたのであれば、

 

自分に足りなかったものは何か、

 

緊張していても話せる方法はないか、

 

など、

 

自分が少しずつでもその状況を克服できるような努力を繰り返した結果、その状況を乗り越えることができ、その事象が自分の成長にとって意味のあることだったのだ、というプラスの意味づけができたとき、私たちが抱えている問題は、初めて解決されるのです。

 

 

最後まで読んで頂き、ありがとうございました。

 

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