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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、以前に、テレビのある番組で、出演者が素人の方の発言をバカにしたことに関して、ネットで批判が続出した、ということがありました。
ことのいきさつは、次の通りです。
それは、ある地方でのロケで起こりました。
番組の出演者が、年配の男性に道を聞いたところ、男性は、法律用語である『丁(てい)字路』を使って説明したのですが、その『丁(てい)』という言葉をアルファベットの『T(ティー)』の言い間違いだと出演者の人たちが思ったらしく、それをバカにして笑いにするような発言が後を絶たなかったとのこと。
このことに対して、ネットでは、丁字路という昔から使われている法律用語を知らずに、バカにして笑いにした出演者に批判が殺到した、ということなのです。
これに限らす、今のテレビでは、人をバカにした笑い、人を見下した笑い、あるキャラを笑い者にするような笑いばかりが溢れかえっています。
あるいは、ネットなどでは、人を批判するのに、「バカ」や「死ね」などというような数多の人格を否定する言葉が踊りまくっています。
これらの人たちの行動の根にあるのは、同じです。
彼らの言動は、
「私は、自分のことを能力がない人間だと無意識に思っている」
ということを表明しているに過ぎないのです。
「だから、人をバカにし優越感に浸らないと生きていけないのです」、
と言っているようなものなのです。
「私には能力がある」と思っている人は、人をバカにする必要性を感じません。
今の日本では、実に多くの人たちが、
「私には能力がない」
という間違った認識を持っています。
人々が持っているこの間違った認識を変えていかないと、この社会は、他人をバカにしお互いに足を引っ張り合うという、ますます生き辛い世の中になっていってしまうのです。
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