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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、東京オリンピック開催まで、2カ月を切りました。
緊急事態宣言が発出される中、巷では、中止や再延期を求める声が高まっています。
しかし、日本の政府やIOCは、そのような国民の声には耳を貸さず、開催に猛進しています。
このような状況下のもと、果たして開催することが本当に選手のためになるのかどうか、改めて熟考する必要があるようにも思います。
ところで、平時の際には、オリンピックの開幕前などに、よく選手やコーチのインタビューが放送されることがあります。
それを見ていると、最近はどうも、勝つことに非常に拘った練習や指導をされているように感じます。
しかし、普段から、あまりにも勝つことばかりに拘ってしまうと、本番を迎えたときに、普段通りの自分の実力が発揮できずに、悔し涙を流すということがよくあります。
これは、大学の入学試験などにも言えることでしょう。
普段から結果にばかり拘って勉強していると、いざ本番の試験を迎えたときに、試験場の緊張した雰囲気に押しつぶされて思うような結果を残せないということが多々あります。
これは、結果ばかりに拘るために、自分の体調がすぐれなったり、少しでもうまく行かないことがあったりすると、焦りや不安が大きく頭をもたげてくるからです。
そうして、「もうダメだ」とすぐに諦めてしまうようになるからです。
拘るべきは、勝つことではなく、
たとえどのような状況であっても、その時自分が持っている力をすべて出し切ること、
そのことに尽きるのです。
そのためには、普段の練習から、本番と同じような緊張状態になるように、自らに負荷をかけて練習することが必要でしょう。
あるいは、ラグビーの五郎丸選手で話題になったルーティン動作を練習から取り入れ、本番でもその動作をすれば練習と同じようなパフォーマンスが引き出せるようにするのもいいでしょう。
勉強などでは、普段から試験の時と同じように、制限時間を決めて問題を解くようにしたり、あるいは静かな環境ではなく、敢えて雑音のうるさい中で勉強して集中力を高めたりするという方法もあります。
何れにしても、結果ではなく、その過程に拘ることが大切です。
どんな状況にあっても、そのとき自分が持っている力を出し切ることに専念すれば、
たとえ負けたとしても、勝者に笑顔で敬意を払うことができるでしょう。
そして、次のステップへと進むことができるのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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