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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、人は、生まれながらに善人なのでしょうか、
それとも、悪人なのでしょうか。
この『性善説』と『性悪説』、どちらが正しいのでしょうか?
結論から述べれば、そのどちらでもないと私は思っています。
人は、善人でも悪人でもなく、
ただ自己の利益を追求するために生きているのです。
この場合の自己の利益とは、
進化論的に言えば、
自己の繁殖価を最大にすること。
つまり、自分の子孫を残すことです。
心理的に言えば、
それは、幸せな人生を追い求めること、だと言えます。
幸せな人生を歩めれば、それだけ、
自分の子孫を残すことにも繋がってくるからです。
それにも関わらず、世の中には、
善人もいれば悪人もいます。
人々が自らの幸せを追い求めているにも関わらず、
善と悪の違いを生み出すものは一体何なのでしょうか?
端的に言えば、
それは自分の能力に対する自己評価だと言えます。
自己評価が高く自分に自信のある人間は、
他人や社会に貢献することが、
畢竟、自己の利益を高めてくれるものだと思っています。
つまり、利他的行動こそが、
究極の利己的行動に繋がるということです。
しかし、
自己評価が低く自分に自信のない人間は、
ものごとに対する恐怖と不安から、
自分のことしか考えられません。
それゆえ、自己の利益を追求する行動とは、
常に他人に反目することだと思ってしまいます。
そして、それが高じると、
他人のことを一切顧みない悪なる行為へと発展していってしまうのです。
このように私たちは、
自分の能力に対する自己評価の違いだけで、
善人にもなれれば悪人にもなれます。
それゆえ、
幸せな人生を歩むためには自己評価を正しく持つことが必要であり、
そのためには、
自らがどのような自己評価を下しているのか、
そして、なぜそのような自己評価を下すことになったのかを
知ることが必要になってくるのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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