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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、現代イギリスを代表する思想家であるバートランド・ラッセルは、その著書『幸福論』の中で、
「自己に対する興味は、進歩的な活動に至ることは決してない」
と述べており、
「自己に没頭している人は不幸である」
と述べています。
逆に、
「外界への興味は、それぞれ何かの活動をうながし、それは、その興味が生き生きとしている限り、倦怠を完全に予防してくれる」
と述べており、
「自分の関心を内へ内へと向けるのではなく、外界へとふりむけてあらゆることに好奇心を抱くことが幸福の条件である」
と述べています。
一方で、アドラーは、
「自分にしか関心のない人間は、さまざまな問題を抱えることになる」
と述べており、
「他者の関心に関心を持つことができれば、問題を解決することができる」
とも述べています。
奇しくも、二人の知の巨人が、幸福に対して、同じことを言っているのです。
たとえば、
「他人は自分のことをどう見ているか」
という自分にしか関心のない人は、常に、他者の視線を気にするという問題を抱えることになります。
これに対して、
「他人を喜ばすには、自分には何ができるか」
というように他者の関心に関心を持つことができれば、どんどんと自分の行動範囲を広げていくことができるのです。
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