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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、ものごとは、その人の主観によって、つまりどのような意味づけをするかによって、その捉え方が大きく変わってきます。
たとえば、アドラーは、
「人間の問題は、すべて人間関係の問題である」
と述べています。
奇しくも、ドイツの哲学者であるショーペンハウアーも、アドラーと同じようなことを述べています。
そして、彼は、この人間関係の問題を解決が難しい厄介なものだと捉え、孤独であることが幸せへの近道であると結論付けています。
これに対して、アドラーは、人間関係の問題は解決できる問題であると捉え、そのためには、相手の関心に関心を持ち、協力的に接することが必要だと述べています。
このように、ものごととは、その人がどのような目的を持って捉えるかによって、その意味合いが大きく変わってきます。
たとえば、挫折体験も、その人にものごとから逃げるという目的があれば、その人は、それを恥ずかしい汚点だと捉え、同じような体験を思い出しては、どんどんと自分の行動範囲を狭くしていくことでしょう。
これに対して、その人に社会に貢献するという目的があれば、その人は、それを自らを成長させてくれる貴重な体験だと捉え、前に向かって進んでいくことでしょう。
どのような目的を持ってものごとを捉えているか。
それを考えるだけでも、ものごとの見え方が大きく変わってきます。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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