ご訪問いただき、ありがとうございます。
心理コンサルタントの白瀧です。
さて、私たちは、この世に生を受け、成長する過程で他者の存在を知ります。
そして、他者の存在を通して、自分の存在を知るようになります。
なぜなら、もし他者が存在しなければ、自分と他者を区別する必要はなく、自分という存在を知る必要もなくなるからです。
つまり、他者がいるからこそ、自分という存在が意味を成すのです。
こうして、私たちは、日々、何らかの形で他者と接し、自分と他者という存在を区別しながら生活しています。
にも関わらず、私たちは、日ごろから、自分のことばかりを考え、他者をあまり深く知ろうとはしません。
そのために、お互いのことをよく分かり合っていると思い込んでいた夫が、本当はまったく相手のことを理解できていなくて、ある日突然、長年連れ添った妻から離婚を言い渡され、熟年離婚に至るというケースが数多く見受けられます。
また、子どものためにと思ってやっている行為が、却って子どもの勇気をくじいていることに気がつかない親や、あるいは、親の気持ちを理解せずに反発ばかりしている子どもなど、他人のことをよく理解していないがために起こる悲劇は、枚挙に暇がありません。
人間は、社会性の生き物です。
人々は、お互いに協力し合いながら安全な社会を形成し、その社会の中で生きています。
それゆえ、社会にうまく適応してこそ、幸せを手に入れることができます。
そのためには、他人のことをよく理解する必要があります。
孫子の兵法に
『彼を知り己を知れば、百戦殆(あやう)からず』
という有名なものがあります。
これは、人生においても同じことです。
自分自身のことをよく知り、他人のことをよく理解できれば、つまり、人間の本質を十分理解することができれば、社会にうまく適応することができ、幸せな人生を生きることができるのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
心理学教育の必要性と『気づきの思考法』を広める活動をしています。
↓ご協力のほど、よろしくお願いします。
自分を変えたい、人生の迷路から抜け出したい、
そう思う方は、
『気づきの思考法テキスト』を読んでください。
→詳しくはコチラ