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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、人は誰しも、何らかの形で劣等感を持っています。
しかし、アドラーが言っている通り、
劣等感を抱くこと自体に問題があるのではありません。
問題は、劣等感に対してどのような態度を示すかということにあります。
また私たちは、
何かがうまく出来ないと、
そのことによって劣等感を抱くようになると思っています。
しかし、何かがうまく出来ないということ自体が、
劣等感を生み出すわけではありません。
何かがうまく出来ないことによって、
「自分には価値がない」、
「自分は、他の人に匹敵しない」
という認識が生じ、そのことが、劣等感を生み出すのです。
それゆえ、子どもが何かうまく出来ないことがあったとしても、
そのこと自体で劣等感を抱くことはありません。
そのことに対して、周囲の人たちが、
「ダメだ」
と評価したとき、そのことによって、
「自分には価値がない」
という認識が生まれ、劣等感を抱くようになるのです。
子どもの失敗に対しては、ダメ出しするのではなく、
勇気づけることが重要だというのはこのためなのです。
そして、自分自身に対して、
「人の役に立っている」、「社会に貢献している」、
と思えるとき、
私たちは、この劣等感を、最もよく補償できるのです。
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