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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、当初は、問題を解決するために話し合っていたはずが、いつしかお互いを罵り合う喧嘩に発展してしまう。
そんな経験をされる方が多いのではないでしょうか。
たとえば、夫婦で子どもの教育方針について話し合っていたとします。
このとき、お互いの考え方が違うことがわかり、夫は自分の意見を押し付け、これに対して、妻は自分の意見に固執する。
そうして、夫が、
「俺の意見に従っていればいいんだ」
と言えば、妻は、
「あなたは、いつだってそう」
と言い出し、やがては過去の行動も含めて、罵り合う喧嘩となってしまう。
よくある夫婦の日常です。
これは、最初は、問題を解決することが目的であったにも関わらず、いつしか議論の矛先が、
「どちらが正しく、どちらが間違っているか」、
あるいは「どちらが支配する側で、どちらが支配される側か」
ということにすり替わり、最終的には、
「どちらが勝つか、負けるか」
を争う喧嘩に発展してしまったものです。
こんなときには、少し冷静になって自分に問いかけてみてください。
「自分は何がしたいのか?議論に勝ちたいのか、それとも問題を解決したいのか?」と。
そして、問題を解決したいのなら、たとえ相手の考えが間違っていると思っても、その考えを一度採用してみるのも一つの方法です。
それで問題が解決できたのなら万々歳ですし、もし自分が思っていた通りうまく行かなかったとしてもそのときには、
「今度は、私の方法を試してみない?」
と自分の考えを提案することもできます。
何れにしても、話し合いが喧嘩に発展したときには、
「問題を解決したいのか、それとも喧嘩に勝ちたいのか?」
と自分に問い掛ける癖をつけてみてはいかがでしょうか。
「どちらが勝つか、負けるか」という不毛な争いを続けても、何一つ問題は解決しないのです。
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