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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、「人の振り見て我が振り直せ」と言うことわざがあります。
これは、「他人の行動を見て、良いところは見習い悪いところは改めよ」という意味ですが、これが実践できている人は、実際のところ非常に少ないのではないでしょうか。
そもそも私たちは、他人の良いところよりも悪いところに目が行きがちになります。
そして、他人の悪いところは指摘するが、自分の悪いところは棚に上げる、そういうところがあるのではないでしょうか。
つまり私たちは、常に他人を評価の目で見てしまう。
そのように言えます。
では、なぜ私たちは、他人を評価しようとするのか?
そこには常に、他者に対する競争意識があります。
相手との競争に勝ち自分が上であることを証明するために、私たちは他人を評価します。
要するに、他人の欠点を見つけて優越感に浸るためです。
それは決して、自分の悪いところを見直すためではないのです。
ですから、自分の欠点は棚上げするようになるのです。
そして、他人の良いところは見て見ぬ振りをするのです。
この、他者との競争に勝つために他人を評価するという行動が、ときに人間関係を最悪な状態へと導いてしまいます。
成熟した社会にとって必要なものは、他者との競争ではなく、他者との協力です。
協働の実現こそが、私たちに課せられた人生の課題でもあります。
そして、競争ではなく他者と協力するためには、他人を評価することを止め、理解することから始める必要があるのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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