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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、以前に、
「会社を辞めることに反対されむしゃくしゃして家族を殺害した」
という事件がありました。
この男の犯行は身勝手極まりないものであり、その動機に酌量の余地はありません。
一方で、犯罪には至らないまでも、自分の行動を反対され大いに腹を立てた、という経験をされた方もたくさんいらっしゃると思います。
しかし、自分の行動を反対されて腹を立てるというのも、考えてみれば少しおかしなことではないでしょうか。
例えば、この事件で言えば、会社を辞めるという行動に対して自らが責任を取る覚悟があるのなら、周囲の人間にいくら反対されても何も思わないはずです。
自分の意見が受け入れられず残念には思っても、腹を立てることはないでしょう。
ではなぜ腹を立てるのか?
それは、自分の行動の責任を取る覚悟がないからです。
要するに、自分の行動の責任を他者に転嫁するつもりだからなのです。
そして後から、
「みんなが賛成したから会社を辞めたんだ」
という言い訳を作っておきたいがためなのです。
だからこそ、反対されると腹が立つのです。
自分の行動のすべての責任を自らが取らなければならなくなるために、それが怖くて仕様がないから大いに腹を立てるのです。
そう考えれば、この男の理不尽な犯行も、すべては自分の人生の課題から逃れるための欺瞞であるということに気づくことができます。
自分の行動の責任を自ら取る覚悟があれば、周囲の人たちの反応はもはや気にはならないはずなのです。
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