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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、リュック・ベッソン監督、スカーレット・ヨハンソン主演の映画に『LUCY』という作品があります。
この映画の題材は、『人間は脳の機能の10%しか使っていない』という言い古された説によるもので、『100%使えばどうなるか』という世界観が描かれています。
最近では、この説に対して異論を唱える脳科学者も多くなり、中には、自らの体の動きを制御するために脳の機能を100%使っているという説もあります。
何れにせよ、『脳の機能の10%しか使っていない』という説は、私自身は眉唾ものだと思っています。
なぜなら、10%しか使っていないと言うためには、100%使った状態がどのようなものであるかを示す必要があります。
つまり、100%という基準がわからない限り、現在の状態がその何%であるかもわからないからです。
100%使っているのかもしれないし、あるいはまったく使っていないかもしれません。
ただ、脳は、神経細胞同士の結合による回路網によって活動しています。
それゆえ、日常生活においては同じような回路網しか使っておらず、新たな回路網を形成することができれば、もっともっと可能性が広がっていくのかもしれません。
そのためには、常に新しいことにチャレンジする必要があるのでしょう。
ただ一つ、声を大にしてはっきりと言えることがあります。
それは、多くの人間が自分に備わった能力を100%使ってはいないということです。
そして、
「やる気が出ない」
「こんなことをやっても意味がない」
「自分のしたいことが見つからない」
「上司が悪い」
「社会が悪い」
「親が悪い」
「育った環境が悪い」
などなど、自分の能力を使わないための言い訳を探すために、脳の機能をフル回転させています。
実に非効率です。
残念ながら、人間の一生は、やらないための言い訳を探すには短過ぎるのです。
それゆえ、言い訳を探しているうちに終わってしまうのです。
最後まで読んで頂き、ありがとうございました。
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