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心理コンサルタントの白瀧です。
さて、
『過ちて即ち改めるに憚ることなかれ』
これは、論語に出てくる一節です。
過ちを犯したことに気づいたら、体裁や体面などに囚われずに、直ちに改めるべきだ、という戒めの言葉です。
私たちは、自分の過ちに気づいても、自らの体裁ばかりに囚われ、それをなかなか認めることができないのが実情です。
その結果、却って問題の解決を遅らせることになってしまいます。
その反面、私たちの社会では、人の過ちを許さない傾向にあるのも事実です。
例えば、ある人が、自らの発言の誤りに気づき、それを訂正した場合には、
「掌を返したように考えを変えやがって」
などという批判を受けることになります。
特に、親は、子どもの過ちを許さない傾向が強くあります。
許さないどころか、子どもに過ちをさせないように、その行動を制限する傾向にあるのではないでしょうか。
そうして、子どもが失敗しようものなら、
「だから、言ったじゃないの!」
と大声で怒鳴ります。
こうして、子どもは、自らの能力に疑問を持つようになり、失敗を恐れ、自分の課題から逃げるようになってしまいます。
人が、自らの体裁ばかりに拘るのも、その結果と言えます。
もちろん、過ちの中には、倫理上、決して許すことのできないものもあります。
しかし、親には、時として、子どもの過ちを許し見守ってあげる寛容さが必要なのではないでしょうか。
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